どうすればいいの?チャイルドシートを泣いて嫌がる子供

ほとんど寝て過ごす新生児のうちは、どこに寝かせてもたいていの赤ちゃんはスヤスヤ眠っているものです。

チャイルドシートも何の抵抗もなく乗っていた赤ちゃんが、ある日を境に突然泣いて嫌がるようになった・・・。

よくあるようです。

というかほとんどの赤ちゃんは成長するにつれ、一度は嫌がる時期があるものだと思います。

 

ほとんどの子供はチャイルドシートを嫌がる時期がある

我が家の2人の兄妹も1歳~2歳前頃でしたでしょうか、のけ反るように激しく泣いて嫌がっていた時がありました。

下の子はあまり記憶していないのですが、上の子は何度も(5回位かな?)全身で嫌がっていました。

当時月に1~3回は車を使うことがあり、だいたい大人は私一人で運転なのですが、上の子が運転途中で突然泣き出したのです。

「何?どうしたの?何かあったの?」と焦ります。

車を止めて様子を見ることもできず、「え、どうしよう!どうしよう!」半ばパニック状態。

しばらく泣き続けた後、車を止めて確認しても特に異常は見当たりません。

暑い、痛い、苦しいという子供が不快になりそうな心当たりが無く、いったい何だったのだろうと・・・。

 

その日を境にでしたでしょうか。チャイルドシートを見た途端、嫌がり大泣きするように。

それでも私一人の運転ですので、チャイルドシートに乗せないわけにはいきません。

チャイルドシートに乗せない、車を使わない、という選択肢はなかったので仕方がありません。

あやしたところで治まるとは思えなかったので、「ごめんね~嫌だけど乗ってね~」と苦し紛れの笑みを浮かべ少々荒っぽく強制的にベルトを締めて出発。

それから延々と泣き続けます。

とってもかわいそいうで、何度も車を止めて抱っこして落ち着かせた方がいいかな・・・と迷いますが、それまでの経験上、子供が泣くことによって親が中途半端な対応をするのは良くないと直感的にわかっていましたので、ひたすら我慢。

数十分泣き続け、そのうち寝てしまう。ということを何度か繰り返していました。

 

到着して起きると、何事もなかったかのように本人はケロッとしています。

あれほど激しく泣いても車を降りてしまえば元気でしたので、これは親が我慢するしかないんだな・・・と諦めました。

これ、チャイルドシートを嫌がる事に限らないのですが、子供の困った行動にどうすることもできず、「そういう時期なんだ、仕方ないんだ」と諦める(受け入れる)と、いつの間に泣かなくなっていた、ということの繰り返しだったんです。

黄昏泣きも、夜泣きも、イヤイヤ期のかんしゃくも・・・。

 

あらゆるところで、「子供のその時期はいずれは治まるものだから、ずっと続くことではないから」といわれますが、こればかりは実際に子供の泣き声に耐えて苦しみ、本当に治まり、その時期を通り過ぎてからでないと、なかなか受け入れ難いことです。

その大変な時期の最中にいるパパママは、まず赤ちゃんの「泣く」ということの根本的な意味を知るだけでもだいぶ感じ方が変わるのではないでしょうか。

 

子供は泣くことしか意思表示できない。

全ての大人がかつては泣いて意思表示していたにもかかわらず、この根本的なことが、現実に受け入れることがなかなか難しい。

「子供 泣く 理由」などで検索すると、ふんふんなるほど、長々と見事に解説されています。

子供が泣くことそのものではなく、子供に泣かれることによって大人がイライラしたり、困ってしまうことに皆さん悩んでいるのです。

泣かない子供はいません。当たり前です。それまで子供というものを知らない人であっても誰もが承知の上です。

大人は不快な感情を言葉に出せますが、言葉に出せない子供は泣いて意思表示をするしか方法がありません。

親に依存しなければ生きていけない、生命さえも脅かされてしまう子供にとって、「泣く」という行為は最も大切な本能なのですね。

 

泣くことそのものを考えれば、赤ちゃんが意思表示していること、生命を維持する上で大切な表現であることは解ります。

ただ現実には目の前の赤ちゃんが泣いていると、どうしたんだろう、お腹すいたのかな、暑いのかな、痛いのかな、と心配になり、なぜ泣いているのかわからないと、「もう!どうすればいいのよ!」とイライラしてしまいます。

それでも0歳児ならまだかわいいもの。

 

3歳以上の幼児期で言葉が話せるようになっても、突然怒って泣き出すようなカンシャクを起こされると、わがままだとか、親である自分の接し方が良くないのかとか、子供自身の気持ち以前に周りの目が気になってしまいまうのですよね。

その時、なんとかして泣きやませようとしてしまいますが、そうすればするほど泣いてしまい、大人のイライラも更に増してしまい悪循環です。

じゃあどうするか。

これはもう大人の受け止め方を変えるしかありません。

 

泣いて不快を訴える子供を大人は見守っているだけでいい

子供が泣く時というのは、親にどうにかしてほしいから泣いているのですが、いくつになっても原因がわからない時があります。

赤ちゃん時代の暑い寒い眠い痛いという外的要因で不快を訴えていた時期から成長して、心の不快(感情の不快)を訴えるようになると、目に見えない部分だけにどうにも対処しようのないことに直面してきます。

 

別に子供は大人に対して、正しく対応して泣きやませてもらう事を期待しているわけではありません。

子供は泣きたいから泣いているのであって、大人にはただ泣いている自分を受け止めてほしいだけなんです。

 

子供だって泣くことによってどうなるのかなんてまだ自分ではわかりません。

ただその時の気持ちを表現する言葉がわからないので、ただひとつである『泣く』という行為をすることによって、自分を表現したいだけなのです。

そしてそれを繰り返すうちに、少しずつ自分の気持ちをコントロールすることを学んでいくのです。

 

表現したい、というより、成長する上で泣くという表現は必要不可欠です。

幼児期までにこの泣きたい感情を表現して受け止めてもらわなければ、社会生活を送る上で健全な心は育たないくなってしまいます。

たくさん泣いて、感情を発散させて、時には親もイライラしながら途方に暮れながらも、しょうがないな・・・よしよし・・・と、抱っこして子供の大泣きを受け止める。

 

その時にいつも泣かせないようにビクビクして、周りの目を気にしすぎて大人が『泣かせてしまった』と感じてしまい、何とかして泣き止ませようと怒ったり、子供の言いなりになったり、無視してしまうなど・・・

 

大人が子供の『泣く』ことを押さえつけてしまうと、大人になっても自分の感情がわからないままになってしまいます。

 

 

大人が泣き止ませる必要はない

子供が泣くことによって困ることは何でしょう?

周りに迷惑がかかる、大人がイライラする、いずれも大人側が困ることであって、子供自身は疲れますが、泣きたいから泣くのであって、何ら困ることはありません。(ひどく泣くと発作を起こしてしまうなどの子供でなければ)

なので泣き声で周りに迷惑がかかる場所であれば、ちょっと外に出てみる。

ただそれが出来ない状況の方が多いと思うので、その場合は周りの人に「うるさくてすみません」と一言伝えればそれでいいんです。

 

最近は特に子供の泣き声に寛容でない社会になっていると感じることが多々ありますが、少なくともその状況に親自身が心を痛めているのでしたら、子供も親も何も悪くはありません。

露骨に迷惑がる人は子育ての本当のつらさを知らない人ですから。

周りに詫びるのは子供が泣いてしまったことに対してではなく、子供の泣き声を我慢してもらっていることに対しての「すみません」です。

その一言があればあとは誰がどう思おうと気にする必要はありません。

 

親がイライラするのは、泣き止ませようとしても泣き止まないからイライラする。

子供が訳も分からず泣いてしまったら、ひとまず抱っこして、又は手や頭に触れて「うんうん、どうしたのかな、嫌なのか、そうかそうか、うんうん」と耳元で静かに言って、受容する言葉をかけてあげてください。

ただうなずいて「泣きたいんだね、うんうん」というだけでいいんです。

子供は泣くことによって、今自分のこの感情をどう処理しようかと自ら練習しているところなのです。

なので、泣くことは悪いことではありません。成長に必要なことであり、むしろ良いこと。

決して泣き止ませるために言葉をかけるのではなく、子供の泣きたい気持ちを受け止めるようにするんです。

 

ただ気持ちを受け止めるって親が余裕のある状態でないとできないんですよね。

わかっているけど出来ないのが人間です。毎回子供の気持ちを受け止めるのははっきり言って無理です。

いいんです。時々でも。

色々あれこれ悩んで試して、そうこうしている内に、「あ、こうすると子供も自分も少し落ち着くかも」というときがあるはずです。

 

 

危険に繋がる事であれば泣かせたままでもいい

「子供が泣く」という上記の事を踏まえた上で、じゃあチャイルドシートを嫌がって泣いている今この時、どうすればいいんだろうかと・・・。

 

結論から言うと泣かせたままでいいです。

というより仕方ありません。

だって事故にいたらなくても、ブレーキを踏んだ時、子供の体を支えられるのはチャイルドシートしかないのですから。

もうこれは動かしようのない事実です。

子供が泣こうが泣くまいが、車に乗る以上他に選択肢はありません。

子供の安全を第一優先にすることに迷わないでください。

そこで「泣いていてかわいそう・・」と途中で降ろしてしまったり、シートに座らないことを許してしまうと、子供は「泣けば降ろしてくれる」と思ってしまい、次に座らせるときは更に大泣きしてしまい、嫌がる時期が長引いてしまいます。

 

またよくあるのが、親自身は泣かせておくのもやむ無しと考えていても、祖父母が同乗する時などは困ってしまいますよね。

親がそういう時期だから、と言っても、昔はチャイルドシートに乗せなければ危険という概念があまりない年代の祖父母にとって、泣き叫ぶ孫を見せるのは親にとっても辛いところ。

予め状況を話しておき、嫌がるのはこの子だけではない、シートに乗せなければ万一の時子供が一番危ないんだということを下の動画と共に見せるのはいかがでしょうか。

時速40キロの衝撃 だっこの危険(正面衝突)日本損害保険協会 ザ・シートベルトより

動画の威力は大きいです。これを見て「無理して乗せなくても・・・」という大人はいないでしょう。

どんなに気を付けて運転していても、もらい事故ということも十分起きる可能性があります。

何より万一のことがあったとき・・・悔やんでも悔やみきれませんよね。

 

 

断言しますが、チャイルドシートを嫌がる時期はほんの一時です。

ここはぶれずに安全優先で親の意思をしっかり持ってください。

 

あと、時々「子供が泣いて嫌がるので、他のチャイルドシートを・・」と新たに購入される方がいらっしゃるのですが、あまり意味はないかな・・と。

まあ、好きなキャラクターが描いてあるとか、ベストタイプのチャイルドシートにしてみるとか、わかりやすい気分を変える方法ではあります。

ただ、もしそれでも嫌がってしまったら、親は余計に子供が「泣くこと」に対してネガティブな感情に囚われてしまうのではないかと思います。

正しく装着していれば、シートが原因であることはまず無いと思っていいと思います。

それこそ、「泣かせない」ためにあれこれと費用をかけ、労力を使うより、「泣くこと」を根本的に受容した方が、後々親も子も双方のためになりますから。

 

その上でチャイルドシートに乗せる前に、子供にとっての良い環境となる配慮はしましょう。

適切な温度にし、手の届く範囲に危ないものを置かない。体に合ったチャイルドシートに正しく乗せ、オムツや空腹の状態などに気を配ってあげてください。あと臭いもですね。

車酔いする子は車独特の臭いで酔ってしまいます。芳香剤もダメです。換気を良くし、無香の消臭剤をおすすめします。

 

最低限の環境を整えてあげれば、あとは泣いてしまっても今はそういう時期なんだと諦めて、泣き声にとことん付き合うんだと覚悟を持ってください。

そして、泣き続けていても、途中で眠ってしまっても、チャイルドシートから降ろす時に「よくがんばったね、えらいね♪」と子供と泣き声に耐えた自分もほめてあげてください^^

 

いつか子供が大きくなったとき、「こんな泣いて嫌がって大変だったんだよ」と笑い話にして話してあげてください。

辛かった育児を乗り越えた体験は、子供にとっても親にとってもその後の大事な大事な心の宝物になりますから^^

 

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